国科捜「シン・ヘチョルさんの心臓膜にも0.3ミリの穴…死因は敗血症」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.04 15:14
故シン・ヘチョルさんの遺体に対する解剖検査で、当初伝えられていた小腸側の穿孔(臓器の一部に穴が空いていること)の他に心嚢(心臓を囲んでいる膜)からも穿孔が追加で発見された。国立科学捜査研究院(国科捜)は、シン・ヘチョルさんの死因を2つの穿孔が誘発した腹膜炎および心嚢炎、これによる敗血症と暫定的に結論を出した。国科捜は3日、ソウル分院で死因糾明のための解剖検査を進め、このように明らかにした。
ソウル科学捜査研究所のチェ・ヨンシク所長は「シン・ヘチョルさんの横隔膜の左心嚢から0.3センチほどの穿孔が新たに見つかった」とし「(先月17日、S病院で受けた)腸狭窄の手術部位と隣接しており、ゴマのような異質物が見つかったことから、手術や医療行為中にできた医因性穿孔に間違いない」と発表した。シン・ヘチョルさんの死因が医療事故によるものである可能性を示唆する趣旨だ。チェ所長は「穿孔がいつできたのかなどについては診療記録部や関連者の陳述を総合して判断しなければならない」と明らかにした。